有料

米下院議長選 再び振り出し ジョーダン氏撤退


米下院議長選 再び振り出し ジョーダン氏撤退 20日、下院議長選撤退を強いられたジョーダン下院司法委員長=ワシントン(ロイター=共同)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】米下院議長選で、多数派の共和党は20日、トランプ前大統領が推薦したジョーダン下院司法委員長を共和党候補として維持するかどうか問う党内投票を実施した。反対が賛成を上回り、ジョーダン氏は撤退を強いられた。党内の造反者が続出し、支持を固められなかった。議長選は再び振り出しに戻り、混迷が深まっている。

 ジョーダン氏の前に共和党候補となったスカリス院内総務も、選出に必要な下院過半数の票を得られるめどが立たず撤退していた。米史上初のマッカーシー前議長解任で始まった議長不在が当面続きそうだ。バイデン大統領が20日にイスラエル支援などの緊急予算を議会に要請したが、下院では審議できない状況だ。