ロシア大統領府は25日、軍最高司令官であるプーチン大統領の指揮下で、陸海空軍の戦略核戦力部隊による演習を実施したと発表した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射したほか、核兵器搭載可能な長距離戦略爆撃機ツポレフ95MSも巡航ミサイルを発射した。
ウクライナ侵攻が長期化する中、ロシア上院は25日に包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回する法案を可決した。プーチン氏が署名して発効することは確実で、演習実施と合わせて米欧をけん制した。
国営テレビはプーチン氏が演習を指揮する様子を放映した。ショイグ国防相は「敵の核攻撃に対し、戦略部隊による大規模な核攻撃を行う」とプーチン氏に報告した。
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ロ軍が核戦力演習 大統領指揮、米欧けん制
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琉球新報朝刊
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