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戻らぬ若者 梨泰院変貌 韓国雑踏事故1年


戻らぬ若者 梨泰院変貌 韓国雑踏事故1年 警察官が配置された梨泰院の通り=28日
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ソウル共同】韓国ソウルの繁華街、梨泰院で159人が犠牲となった雑踏事故から29日で1年を迎えた。現場周辺の店にハロウィーンの装飾は見られず、週末の人通りも少ない。対照的に雑踏対応の強化で配置された警察官の姿が目立ち、物々しい雰囲気に。「若者が戻ってこない」。惨事の記憶が色濃く残った街の店主らは嘆く。
 28日夕、飲食店が並ぶ現場近くの通りには通行規制用のフェンスが並べられていた。警察官らが「こちらに来てください」と誘導するが、人の数はまばらだ。例年であれば最もにぎわい、仮装した若者が行き交うハロウィーンの時期。空き店舗や「休業します」と張り紙をした店もあり、客であふれかえったかつての面影はなかった。
警察官が配置された梨泰院の通り=28日