有料

ペンス前副大統領が撤退 共和党候補指名争い


ペンス前副大統領が撤退 共和党候補指名争い 28日、米西部ネバダ州で演説するペンス前副大統領(ロイター=共同)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】ペンス前米副大統領(64)は28日、西部ネバダ州で演説し、2024年大統領選の共和党候補指名争いからの撤退を表明した。かつて仕えたトランプ前大統領(77)への対決姿勢を示し、同氏を敬遠する保守層の取り込みを狙ったが支持が広がらず、資金繰りにも苦労していた。共和党主要候補で初の撤退で、トランプ氏独走の構図が強まった。
 ペンス氏はキリスト教右派の福音派の敬虔(けいけん)な信者として知られる。演説で「聖書は『天の下の出来事には全て定められた時がある』と教えている。今は私の時ではない」と述べた。「選挙戦からは離れるが、節操ある共和党員のリーダーらが各地の選挙で勝てるよう闘う」と、トランプ氏や同調者を暗に批判した。
 政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、共和党の候補指名争いは、トランプ氏が党内支持率トップの59・1%で圧倒的な人気を得ている。