有料

中国で安保フォーラム 米国との対話再開焦点


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【北京共同】中国北京市で29日、世界各国の国防当局者や有識者らが安全保障を議論する「香山フォーラム」が3日間の日程で開幕した。米国は国防総省当局者を派遣しており、米中国防当局間の対話が再開するかどうかが焦点。中国は李尚福氏が国防相を解任され、後任が決まっていない異例の事態で、軍高官らの発言が注目される。
 主催団体の関係者や外交筋によると、米国防総省の中国担当幹部シンシア・カラス氏がフォーラム出席のため北京を訪問した。東南アジア諸国連合(ASEAN)や国際組織を含む90以上の代表団が参加し、ロシアとベトナム、モンゴルなどは国防相が出席。日本は防衛研究所の研究者が北京入りした。
 中国と各国当局者の2国間会談もフォーラムに合わせて実施する。