【モスクワ共同】ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラの空港に29日、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃に抗議するデモ隊数千人が集結、暴徒化して滑走路に侵入してイスラエルからの到着機を取り囲んだ。20人以上が負傷し、空港は一時閉鎖された。ロシア紙イズベスチヤ電子版などが伝えた。
ダゲスタン共和国はイスラム教徒が多い。デモ隊は反イスラエルポスターを掲げパレスチナ支持のスローガンを叫んだ。治安当局は30日までに60人を拘束し空港を管理下に置いた。警察官9人も負傷した。航空当局によると空港は30日に再開。ただイスラエル便を運航する2社は発着を一時別の都市に切り替える。
ペスコフ大統領報道官は30日、暴動は「主に外部からの干渉の結果」との見方を示した。プーチン大統領は同日午後、暴動を受けて治安閣僚らが参加する会合を開き中東情勢をロシア社会の分断に利用しようとする米欧の試みについて協議する。
ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラで、空港周辺に集まったパレスチナ支持派の地元市民ら=29日(タス=共同)
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イスラエル便を包囲 ロ南部空港 パレスチナ支持
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琉球新報朝刊
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