【ニューデリー共同】ネパール西部で3日深夜(日本時間4日未明)、大きな地震があり、警察は4日、少なくとも157人が死亡したと明らかにした。家屋倒壊や土砂崩れなどが起き、けが人も多数出た。インドの地震観測当局はマグニチュード(M)6・4とする一方、米地質調査所(USGS)はM5・6とした。
大きな被害を受けたのは首都カトマンズから北西に約300キロ離れた山岳地帯のジャージャルコートや周辺地域。警察によると、ジャージャルコートで105人、周辺地域で52人が死亡した。在ネパール日本大使館によると、日本人の被害情報はない。
ネパールでは地震が頻発するが、安価に建設できるれんが造りの家屋が広く普及している。耐震性の低いものも多く、犠牲者が増える要因になった可能性がある。
ネパール政府によると、ダハル首相は被害に深い悲しみを表明し、救援活動を急ぐ考えを示した。隣国インドの首都ニューデリーでも地震の揺れが感じられた。モディ首相は「あらゆる可能な支援を提供する用意がある」との考えを示した。
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ネパール地震 157人死亡 M6・4、西部で家屋倒壊
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琉球新報朝刊
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