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ウクライナ加盟 EUが交渉勧告 開始時期明示せず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は8日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのEU加盟交渉を始めるかどうかを判断する報告書を公表し、加盟国に条件付きで交渉開始を勧告した。
 欧州委は加盟に向けたウクライナの取り組みを評価。さらなる改革継続が必要だとして、焦点の開始時期は明示しなかった。
 欧州委は報告書で「残りの条件を満たすことを前提に、ウクライナとの加盟交渉を開始するよう勧告する」とした。2024年3月に改革の進み具合を報告する。ゼレンスキー大統領は8日「力強く、歴史的なステップだ」と歓迎する声明を発表した。
 欧州委はモルドバとボスニア・ヘルツェゴビナについても交渉開始を、ジョージア(グルジア)は加盟候補国と認定することを、それぞれ条件付きで勧告した。