【アバルア共同】クック諸島で開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議で東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に対し、一部の島しょ国首脳が「強い懸念」を示したことが分かった。クックのブラウン首相が9日(日本時間10日)、明らかにした。最終日10日(同11日)に首都アバルアで行われる域外国対話に参加する堀井巌外務副大臣が説明を求められるのは必至だ。
議長であるブラウン氏が「懸念」に言及したのは、中国の影響下にあり処理水放出に異議を唱えるソロモン諸島などの意向が反映されているとみられる。首脳らは、こうした文言を盛り込んだ共同コミュニケを近く公表する方向だ。
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福島原発処理水 一部首脳が懸念/太平洋諸島会議
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琉球新報朝刊
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