【ディナン共同】サクソフォンを発明したアドルフ・サックス(1814~94年)の生誕地ベルギー南部ディナンで11日まで行われた「アドルフ・サックス国際コンクール」で、平井亘さん(23)=兵庫県加古川市出身=が4位、五十嵐健太さん(21)=群馬県伊勢崎市出身=が5位となり、それぞれ入賞した。
平井さんは授賞式後に「思ったよりも良い結果が出て満足している」と笑顔を見せた。12歳でサクソフォンを始め、大阪音楽大を卒業。現在はパリ国立高等音楽院で学んでいる。
五十嵐さんは日本人の父とウクライナ人の母の間で生まれ、5歳でウクライナに移住。同国の音楽院に進学したが、ロシアのウクライナ侵攻を受け2022年から日本で活動している。「世界で一番難しいサクソフォンのコンクールで賞がもらえうれしい」と語った。
コンクールはディナンで4~5年ごとに開催され8回目。最も権威あるサクソフォンのコンクールの一つとして知られる。
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平井さん、五十嵐さん入賞 ベルギー・サックス国際コンクール
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琉球新報朝刊
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