【エルサレム共同】イスラエル軍が地上侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザ北部で、地区最大級のシファ病院から退避しようとした患者や住民らに向け発砲があったと伝えられている。院長は中東メディアに「保育器に近づこうとしたスタッフが撃たれて死亡した」と指摘した。(1面に関連)
パレスチナ赤新月社は12日、運営するガザ市のアルクッズ病院が電力切れで機能停止に陥ったと発表した。ガザの人道危機は劇的に悪化しているとし、国際社会に責任があると訴えた。
国連開発計画(UNDP)は、住民の避難先となっているガザ市の国連施設に砲撃があり、多くの死傷者が出たとの情報があると発表。
中東メディアによると、ガザ南部ハンユニスにも攻撃があり13人が死亡した。
これまでの戦闘の死者はガザ側が1万1千人以上でイスラエル側が約1200人。11日はガザ保健当局による最新の死者数の発表がなかった。戦闘激化の影響とみられる。
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ガザ国連施設に砲撃 住民避難先、死傷者多数
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琉球新報朝刊
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