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イランとサウジ 協力強化で一致 国交正常化後、初会談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【テヘラン、カイロ共同】イランのライシ大統領は11日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子と同国の首都リヤドで会談した。3月に中国の仲介で国交正常化した後、両首脳が直接会談するのは初めて。イラン大統領府によると、2国間関係と地域の協力を発展させるとともに、両国の関心事や地域情勢について詳細に議論することで一致した。パレスチナ自治区ガザ情勢も協議した。
 両首脳は10月11日、国交正常化後に初めて電話会談した。今回の直接会談で協力を確認し、関係改善を印象付けた。
 国営サウジ通信によると、ムハンマド氏は会談でイスラエルのガザへの攻撃を「拒絶」すると表明し、軍事行動を直ちにやめさせる必要があると強調。人道支援や民間人保護の必要性も訴えた。
 ライシ師はアラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)の臨時首脳会議に出席するため訪問した。