【マニラ共同】フィリピンの首都マニラの地方裁判所は13日、ドゥテルテ前大統領の強権的な麻薬犯罪対策を厳しく批判し、麻薬密売に関わった疑いで拘束された人権派の元上院議員のデリマ元法相(64)の保釈申請を認めた。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は決定を歓迎、「ドゥテルテ前政権が彼女を罰するために証拠をでっち上げた」と非難した。
国家警察が2017年に逮捕し、6年以上も警察施設に拘束されたデリマ氏は裁判所を出る際、「何も悪いことをしていないのに投獄されるのはとてもつらいことだ」と記者団に訴えた。
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比、元法相の保釈認める 前政権に非難で拘束
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琉球新報朝刊
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