【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は20日、誕生日を迎え81歳となり、大統領の在任時の最高齢記録を更新した。来年の大統領選で再選を目指すが、世論調査では国民の約5割が職務遂行能力がないと回答。共和党候補指名争い首位のトランプ前大統領(77)との再対決の可能性が高まる中、加齢による心身の衰えへの懸念が一層強まっている。
民主党リベラル派からはバイデン氏がパレスチナ自治区ガザに侵攻するイスラエル寄りの政策を取っているとして批判が噴出し、支持率の低迷が続く。
1989年の退任時に77歳だったレーガン大統領の記録を更新し、78歳で大統領に就任。外遊時に大統領専用機のタラップでつまずいたり、式典で転倒したりして周囲を心配させることが多い。
演説での言い間違いが多いほか、睡眠時無呼吸症候群の治療を行っていることも判明しており、歴代の大統領と比べると記者に接する機会が少ないことも批判の的になっている。
調査会社ユーガブなどの9~13日の世論調査によると、バイデン氏に「大統領職を務める能力はない」と答えた国民が54%に達し、就任前の2020年6月時点の41%から増加した。トランプ氏との再対決を想定した場合の支持率はトランプ氏が2ポイント上回った。
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バイデン氏81歳 憂いの誕生日 国民半数 能力に疑念
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琉球新報朝刊
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