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ミャンマー武装勢力の攻勢拡大


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【バンコク共同】軍事政権が続くミャンマーで、軍政打倒を掲げた少数民族武装勢力の攻勢が拡大している。中国やインドとの国境地帯では100人を超える国軍兵が投降するなどし、軍政は緊急会議で「国家分裂」の危機だと表明した。民主派指導者アウンサンスーチー氏が率いた政府が倒されて2年9カ月が経過。劣勢だった少数民族や民主派が勢いを増す異例の展開となっている。
 各武装勢力は地域での支配確立が第一目標とみられ、軍政打倒まで勢いを持続するかどうかは見通せない。