【ニューヨーク共同】核兵器禁止条約の第2回締約国会議が27日(日本時間28日)、ニューヨークで開幕する。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長が26日までに共同通信の取材に応じ、核の脅威が高まる中「世界の大多数の国々が核軍縮を求めている。その声に焦点を当て、政治的な圧力を強める非常に重要な場になる」と期待を寄せた。
条約に反対する日本や核保有国には、オブザーバー参加など「建設的な対話」を促した。
パレスチナ自治区ガザ情勢でも、イスラエルを擁護する米国とアラブ諸国などとの分断が深まり「軍縮に向けた多国間外交を一層困難にしている」と述べた。安全保障環境は悪化しており、会議に参加する日本の被爆者には「『目を覚ませ』と強力なメッセージを発信してほしい」と語った。
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世界の大多数「軍縮要望」 国連・中満氏 核禁会議に期待
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琉球新報朝刊
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