【ニューヨーク共同】核兵器禁止条約の第2回締約国会議が27日、ニューヨークの国連本部で開幕する。5日間の日程で、核廃絶の実現に向け核廃棄の検証などの具体策を協議し、国際社会に核抑止論からの脱却を呼びかける政治宣言の採択を目指す。被爆者や広島、長崎の両市長も出席するが、日本政府は核保有国の不在を理由に昨年6月の第1回会議に続き参加を見送った。
ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ情勢で安全保障環境は悪化の一途をたどっている。議長を務めるメキシコのデラフエンテ前国連大使は26日、共同通信の取材に「緊張が高まる中だからこそ、核廃絶が必要だとの強いメッセージを打ち出したい」と意気込みを語った。
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核廃絶へ抑止論脱却を 締約国会議開幕、日本不参加
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琉球新報朝刊
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