【シドニー共同】ニュージーランドで先月行われた総選挙で勝利した中道右派、国民党のクリストファー・ラクソン党首(53)が27日、首相に就任した。経済界から3年前に政界入りし、頂点に上り詰めた。中間層減税やインフラ整備など経済政策に集中する。人権や環境を重視したアーダン元首相らの労働党路線から転換を図るが、「たばこ禁止法」の廃止方針には批判が出ている。
ラクソン氏は記者団に、物価高騰対策やインフレ抑制をはじめとした「経済立て直し」に最優先で取り組むと強調。新たな政策の財源は、公共サービスなどの歳出見直しで賄うとした。
新政権は、子どもが紙巻きたばこを生涯吸えないようにする世界初の法改正を施行からわずか1年で廃止する計画だ。
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ラクソン氏、NZ首相に 「たばこ禁止法」廃止に批判も
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琉球新報朝刊
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