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共同警備区域の 非武装化破棄か 北朝鮮、拳銃携帯報道


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ソウル共同】韓国メディアは28日、南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)に配置された北朝鮮軍人らが拳銃を携帯していることが判明し、2018年の南北軍事合意で進められたJSAの非武装化を白紙化したもようだと伝えた。
 北朝鮮は、21日の軍事偵察衛星打ち上げを受け韓国が合意の効力を一部停止したことに対抗し、境界線付近への戦力再配備を進めている。拳銃携帯も、こうした動きの一環の可能性がある。東亜日報によると管轄する在韓国連軍は、韓国側の再武装は「相手に挑発の口実を与えかねない」とみて慎重に検討している。
 JSAでは南北の軍人らが拳銃を携帯して対峙(たいじ)してきたが、18年9月、当時の文在寅(ムンジェイン)政権と北朝鮮が結んだ合意で非武装化が進められた。