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幅広い世代が 島唄カラオケ ウチナーンチュの日 ボリビア


幅広い世代が 島唄カラオケ ウチナーンチュの日 ボリビア 島人の宝を歌う来年還暦を迎える人たち=ボリビアのオキナワ日ボ協会文化会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 10月30日の「世界のウチナーンチュの日」を記念して、ボリビア沖縄県人会(比嘉徹会長)は11月4日、ボリビアのオキナワ日ボ協会文化会館で島唄カラオケ大会を開催した。子どもから高齢者まで27組が出場した。出場者は「童神」「かなさんどー」「三線の花」「芭蕉布」など沖縄民謡や沖縄出身のアーティストの曲を歌い、自慢の歌声を披露した。
 トップバッターで歌を披露したのは、池原哲也さん(40)と息子の蓮さん(10)、陸さん(8)。親子で歌う「海の声」に指笛と拍手が送られた。県人会の比嘉会長は、父親で一世の敬光さん(84)=首里出身=と一緒に「二見情話」を歌い上げた。大城稔さんは「南洋小唄」を、當山カズオさんは「石くびり」を、三線を弾きながら見事に歌い上げた。
 来年還暦を迎えるメンバー9人で構成した辰年会は、琉球國祭り太鼓ボリビア支部とのコラボで「島人の宝」を披露し、還暦を迎える喜びを歌声に乗せて会場に響かせた=写真。
 大会は順位はつけず、出演者に賞とプレゼントが贈られた。余興では琉球國祭り太鼓ボリビア支部のエイサー、ボリビア琉球舞踊団と子どもたちによるサーユイサモーレの踊りも披露された。 (安里三奈美通信員)