スマトラ噴火　１１人死亡　インドネシア、大学生ら

　【ジャカルタ共同】インドネシア・スマトラ島で３日に起きたマラピ火山噴火で、地元当局によると大学生（２０）ら１１人の死亡が確認された。さらに１０人の行方が分からないという。二次災害の恐れがあるため、不明者の捜索は停止されている。
　救急当局者によると、山中には噴火当時、登山客ら７５人が滞在。これまでに５４人が下山した。遺体は損傷が激しく身元確認が困難な状態という。
　地元メディアは４日、死亡した大学生が避難中、目元や口元を含め全身を火山灰に覆われつつ「お母さん助けて」と声をもらす映像を報道した。日本大使館によると、邦人の被害報告はない。