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国務副長官候補 対中強化を主張 人事公聴会に出席


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 【ワシントン共同】バイデン米大統領が国務副長官に指名したカート・キャンベル国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官は7日、上院外交委員会の人事公聴会に臨んだ。「米国の長期的な利益は主にインド太平洋地域にある」と強調。日韓などの同盟・友好国と軍事、経済両面で連携を強化し、覇権主義的な行動を強める中国に対抗する考えを示した。
 キャンベル氏は真珠湾攻撃から7日で82年となることに触れながら、中国を念頭にインド太平洋地域で「戦略的な不意打ちを食らう現実のリスクがある」と語った。日本は「最も重要な同盟国だ」と指摘し、幅広い分野で日韓両国間の協力深化を促すとした。
 ロシアのウクライナ侵攻を巡り、中国はロシア側にいると明言。ウクライナ支援を続けなければ主権を守れず、台湾統一を目指す中国が「誤った教訓」をくみ取ると警告した。