【積石山県共同】中国内陸部の甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)ごろ、マグニチュード(M)6・2の地震があり、甘粛省で113人、隣接する青海省で14人の計127人が死亡した。国営メディアが19日報じた。倒壊家屋に閉じ込められるなどした住民を捜索しているが、猛烈な寒波が救助活動にとって試練となっている。
両省で計700人以上が負傷。計7千棟を超える家屋が被害を受けた。地震は深夜に発生したため就寝していた多くの人が逃げ遅れて犠牲になったと専門家は指摘した。住宅の耐震性の低さも被害拡大の要因とみられる。在中国日本大使館によると邦人の被害は報告されていない。
習近平国家主席は救助に全力を挙げるよう重要指示を出した。軍部隊の兵士を含む数千人の救急隊が行方不明者の捜索や救援活動に当たった。
寒波の影響で積石山県の最低気温は氷点下10度を下回る。災害は発生後72時間までが救助の目安とされるが、今回は冷え込みが厳しいため24時間で生存率が急激に下がるとの指摘があり、救助活動は時間との闘いとなっている。被災地には避難用のテントが設置され、救急隊は防寒着や毛布を運んだ。水道や電気などのインフラも被害を受け、地元当局は復旧を急いでいる。
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中国で地震、120人超死亡 甘粛省M6.2、猛烈寒波
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琉球新報朝刊
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