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米、紅海に多国籍部隊 対フーシ派で「商船保護」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】オースティン米国防長官は18日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃が増加している紅海で、商船を保護する多国籍部隊を発足させると発表した。「繁栄の守護者作戦」と呼ぶ安全保障の取り組みで、英国やバーレーン、カナダ、フランスなどが参加。紅海南方やアデン湾で共同パトロールに乗り出す。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、イスラエルを敵視するフーシ派はイスラエルに向かう全ての船を標的にすると主張しており、18日も紅海で商船2隻を無人機(ドローン)で攻撃したと発表した。
 作戦にはイタリア、オランダ、ノルウェー、セーシェル、スペインも加わり、米軍が主導する海洋安保枠組みの連合海上部隊(CMF)の傘下で活動する。日本の海上自衛隊はアデン湾で海賊に対処する多国籍部隊で活動しているが、今回の作戦には参加していない。