【北京共同】中国の習近平国家主席は20日、ロシアのミシュスチン首相と北京で会談し「両国のハイレベルな政治関係」を強化することに意欲を示した。経済の対外開放を推進し「ロシアを含む各国の発展に新たなチャンスを提供する」とも表明した。ミシュスチン氏は経済や貿易、エネルギーなどの分野で協力をさらに進めたいと述べた。中ロ両政府が発表した。
中国がロシアを経済面で下支えし、ウクライナ侵攻を巡る制裁が骨抜きになる懸念が米欧で高まりそうだ。
中ロ両国は今年、習氏とプーチン大統領が相互訪問し、関係強化を確認した。会談でミシュスチン氏は2度の首脳会談で、両国は全面的戦略協力パートナーシップ関係を深化させる「確固たる意志」を示したと強調した。また「社会経済の発展と国際舞台での中国の権威を高めた偉大な功績に祝意を表す」と習氏を称賛した。副首相5人ら閣僚が訪中に同行した。
習氏は両国の政府や議会、地方間の交流が密接になり、各分野での実務協力が「健全かつ安定的に発展している」と評価した。
ロシアのミシュスチン首相(左)と握手する中国の習近平国家主席=20日、北京の人民大会堂(新華社=共同)
有料
中ロ関係強化に意欲 習氏、経済で下支えへ
![中ロ関係強化に意欲 習氏、経済で下支えへ](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2023/12/RS20231220G00795010100-scaled.jpg?resize=615%2C410&crop_strategy=smart)
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)