【ロサンゼルス共同】米西部コロラド州最高裁は19日、来年の大統領選の共和党候補指名争いで、同州予備選にトランプ前大統領が出馬する資格を剝奪する判断を下した。トランプ氏が2021年の議会襲撃事件に関与したと認定し、反乱などに加わった者の官職就任を禁じる憲法規定に抵触すると指摘した。トランプ氏側は連邦最高裁に上訴する方針を表明した。
トランプ氏の出馬資格剝奪を求めて有権者が提訴していた。他州での同様の訴訟は、これまで退けられてきた。保守派判事が多数を占める連邦最高裁の判断は係争中の訴訟に影響を及ぼしそうだ。
トランプ氏は四つの刑事事件で起訴され、他にも民事訴訟を抱える。法廷闘争では自身の正当性を訴え、司法による攻撃だと主張して支持拡大につなげた。今回も徹底抗戦するとみられる。
大統領や議員らは就任時に憲法を擁護すると宣誓する。
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トランプ氏の出馬資格剝奪 コロラド州、議会襲撃巡り
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琉球新報朝刊
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