【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザへ地上侵攻を続けるイスラエル軍は21日、中部への攻撃を強化していると明らかにした。22日には中部ブレイジ難民キャンプの住民らに退避するよう要求した。北部や南部に続いて中部でも、イスラム組織ハマスの地下トンネル破壊や人質奪還を狙った大規模な地上作戦を展開する可能性がある。戦闘再休止は見通せない状況となっている。ガザ保健当局によると戦闘のガザ側死者は計2万57人。
イスラエル高官は21日、人質解放を巡るハマスとの交渉を「現状では実施していない」とした。ハマスは21日、イスラエルが求める人質解放を巡り「完全な停戦まで交渉はない」と表明した。
イスラエル高官は11月下旬に1週間、戦闘休止した際とは「違う枠組みで交渉を仕切り直す時に来ている」と語った。
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ガザ中部の攻撃激化 イスラエル 戦闘休止見通せず
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琉球新報朝刊
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