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徴兵追加へ法案提出/ウクライナ/50万人必要と算出


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 【キーウ共同】ウクライナ政府は25日、追加動員に関する新たな法案を最高会議(議会)に提出した。地元メディアによると、徴兵の対象となる最低年齢を27歳から25歳に引き下げ、動員回避への対応を厳格化する。軍は50万人の追加が必要とするが、戦争が長期化する中、動員拡大の動きに波紋が広がっている。
 ゼレンスキー大統領は19日、軍から45万~50万人の追加動員を求められたと発言した。ザルジニー軍総司令官は26日の記者会見で、来年に向けた新たな部隊編成などを踏まえて50万人という人数を算出したと説明。ただ政府に対して「具体的な人数で要求したことはない」と述べ、ゼレンスキー氏に反論した。
 ウクライナでは18~60歳の男性の出国を原則として禁じ、徴兵に備えるよう義務付けている。