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時代の水先案内人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 写真評論家の飯沢耕太郎さんの話 篠山紀信さんは、写真家という枠組みを超えた、時代のプロデューサーのような存在だった。本人も言うように「巨大な眼球(めんたま)」で森羅万象の全てをキャッチして独特の生命力のある写真として作りかえ、世の中に広げていった。彼の作品は随分と世の中を活気づけてきたのではないか。時代をリードした水先案内人だった。