【高雄共同】13日投票の台湾総統選の選挙戦は7日にラストサンデーを迎えた。与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統や最大野党、国民党の侯友宜・新北市長ら計3候補が各地で集会や街頭活動を展開。浮動票を取り込もうと、若者などに支持を訴えた。
3候補は7日、民進党の牙城とされる大票田の南部・高雄市で相次ぎ大規模集会を開催。選挙戦はリードする頼氏を侯氏と台湾民衆党の柯文哲・前台北市長が追う展開で、中国との距離をどう取るかが最大の争点だ。
頼氏は北部・桃園市での集会で「世界に向かって歩み出すのか、中国(との関係)に閉じこもるのか」と述べ、中国に近づき過ぎずに台湾を発展させる道を選ぶべきだと訴えた。
侯氏は桃園市で、中国が台湾独立派と見なす頼氏を念頭に「民進党は戦争を引き起こし、恐怖にさらそうとしている」と述べ、対中融和を主張。政権交代しなければ「台湾に未来はない」と語った。
高雄市を選挙カーで回った柯氏は記者団に「台湾の主流の民意は政権交代だ」と話し、民進党は支持拡大に苦しんでいるとの見方を強調した。
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若年層へ支持訴え 台湾総統選 3候補ラストサンデー
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琉球新報朝刊
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