【カイロ、エルサレム共同】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は7日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム組織ハマスの仲介役を務めるカタールを訪れ、ムハンマド首相兼外相と協議した。記者会見で「イスラエルは民間人保護のためもっと取り組むことが不可欠だ」と改めて強調した。
ガザ保健当局によると、戦闘によるガザ側の死者は2万2835人で、うち7割強が女性と子ども。ブリンケン氏は「中東は深刻な緊張状態にあり、紛争は容易に波及する可能性がある」と警鐘を鳴らした。8日にイスラエル入りする。
ムハンマド氏は「ハマス幹部の暗殺が(停戦に向けた)交渉に悪影響を与えている」と述べ、暗殺したとされるイスラエルを暗に非難した。ハマス幹部アルーリ氏は2日、レバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの拠点にいた際、無人機(ドローン)攻撃で殺害された。
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「民間人保護不可欠」 米国務長官 ガザ巡り中東歴訪
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琉球新報朝刊
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