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ガザ死者 連日100人超 イスラエル、攻撃緩めず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【エルサレム共同】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザで地上侵攻を続けた。パレスチナ通信によると、中部デールバラハや南部ハンユニス、ラファで軍による住宅への空爆があり女性や子どもらが死亡。戦闘の死者は年明け以降も連日100人以上確認されており、国際的な批判が強まるが、イスラム組織ハマス壊滅を目指す軍は攻撃の手を緩めていない。パレスチナ通信はハンユニスの病院に12日、30人以上の遺体が搬送されたと報じた。モスク(イスラム教礼拝所)周辺や病院付近にも攻撃があり、民間人多数が犠牲になった。ラファでは11日、9人が死亡した。
 軍は11日、ハマスが人質を拘束していたとするハンユニスの地下トンネルの映像を公開。ガザのトンネル網構築に6千トンのコンクリートと1800トンの金属が使われ、数千万ドル(数十億円)が費やされたと主張した。