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「君たちはどう生きるか」小さな町でも上映 北米でジブリファン増殖中


「君たちはどう生きるか」小さな町でも上映 北米でジブリファン増殖中 「君たちはどう生きるか」の上映を決めたミニ映画館=2023年12月、米西部ニューメキシコ州
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 【ワシントン共同】北米で宮崎駿監督の長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」の快進撃が続いている。公開後初の週末だった昨年12月8~10日の興行収入で首位発進。今月7日のゴールデン・グローブ賞では日本人監督の作品で初めてアニメ映画賞を受賞した。田舎町のミニ映画館でも「反響が大きい」として上映を決めるなど、ジブリファンが増殖中だ。
 同作品は宮崎氏が感銘を受けた吉野源三郎の同名小説から題名を付けたオリジナルのアニメ。宮崎氏は「千と千尋の神隠し」でベルリン国際映画祭金熊賞や米アカデミー賞長編アニメ賞を受賞するなど、海外でも高く評価されてきた。
 「日本アニメの上映はおそらくこの劇場が創設されて以降初めてのことだろう」。こう語るのは、米西部ニューメキシコ州にある人口6千人ほどの町トゥルース・オア・コンシクエンシーズのミニ映画館で働くモシェ・コエニックさん(52)。今月下旬から「君たち―」を上映する予定だ。