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牧港補給地区、跡地利用を議論 「意見していくことが第一歩に」 浦添で市民勉強会 沖縄


牧港補給地区、跡地利用を議論 「意見していくことが第一歩に」 浦添で市民勉強会 沖縄 「牧港補給地区跡地利用計画」の素案について意見を交わすパネリスト=17日、浦添市の港川自治会事務所
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 市民勉強会「浦添の未来のまちづくりを考えよう!」(浦添市の未来のまちづくりを考える会主催)が17日、浦添市の港川自治会事務所であった。市が22日まで実施する「牧港補給地区跡地利用計画(素案)」へのパブリックコメント募集を受けて、市民有志が開催した。約20人が参加し、素案について自由に意見を交わした。

 うらそえ里浜・未来ネットワーク代表理事の田邊治通さん、浦添市の未来のまちづくりを考える会共同代表のタイラジュンさん、浦添市民のまこままさんと阿波根直汰さん(24)がパネリストを務めた。

 タイラさんは「まちづくりは一人一人の意見でブラッシュアップされる。気になることがあれば意見していくことが第一歩だ」と話した。田邊さんは「様式にはないが、年齢や性別を書くと意見を言っている人が具体的に想像でき、審議にも生かされると思う」と説明。「牧港補給地区跡地利用計画の特徴は膨大な海岸線があること」と述べ、浜辺に隣接したエリアの活用を考える必要性を指摘した。

 2人の子どもを育てるまこままさんは「身近な問題が多すぎて未来を描けなくなっているが、子どもは違う。子どもと一緒に書くことを考えたい」と述べた。阿波根さんは「若い世代に(計画の)情報が行き届いていない。このような会を若者向けにラフに開き、意見交換できる場があればと思う」と話した。

 パブコメは22日午後5時15分まで受け付けている。素案は市のパブコメ募集ページでも見られる。応募は市ホームページや、市跡地未来課窓口などにある所定の様式のみ可。提出方法はメールや郵送、FAXのほか、窓口でも受け付けている。
 (藤村謙吾)