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米大リーグ大谷「本塁打王」 快挙に地元も歓喜 旭川のカレー店、キャンプ地沖縄も祝福


米大リーグ大谷「本塁打王」 快挙に地元も歓喜 旭川のカレー店、キャンプ地沖縄も祝福 プロ野球日本ハムの本拠地「エスコンフィールド北海道」で記念撮影を楽しむファンたち。大谷翔平やダルビッシュ有が壁一面に描かれている=2日、北海道北広島市
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 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平がプロ野球選手として最初に契約し、投打「二刀流」の歩みを始めた日本ハムの本拠地、北海道でも2日、ファンらが日本選手初の本塁打王獲得に歓喜した。キャンプ地の沖縄からも喜びの声が届いた。

 「地元にはうれしいニュース。右肘も早く治して復帰してほしい」。北広島市の日本ハム新球場「エスコンフィールド北海道」を訪れた札幌市の主婦梶浦弘美さん(60)は笑顔を見せた。

 球場は試合のない日も飲食店などを利用でき、大谷とパドレスのダルビッシュ有が壁一面に描かれたスポットでは、ファンらが記念撮影するなどして楽しんでいた。

 所属当時、大谷が足を運んだという旭川市のカレー店「クレイジースパイス」では、活躍を応援していた店長斎藤達哉さん(59)が先月16日、病気で亡くなったばかり。妻広美さん(59)は「生きていたら元気よくガッツポーズをしたと思う。悲しいが、活躍を見られて元気が出る」と涙ぐみながら喜んだ。

 「強い信念を貫いて練習に励んだ結果だろう。大したものだ」。2013年、名護市でのキャンプの際、夕食を共にした同県国頭村観光協会の比嘉明男会長(70)は、大谷が「日本でも大リーグでも二刀流で活躍する」と誓っていたと回想。「県民も応援している。さらなる活躍を見たい」と声を弾ませた。

(共同通信)