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新しい島、硫黄島沖に 噴火で、直径100メートル


新しい島、硫黄島沖に 噴火で、直径100メートル 硫黄島の沖合で確認された噴煙。噴出した岩塊によって近くに島ができている=10月30日午前11時21分、東京都小笠原村(共同通信社機から)
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 小笠原諸島の硫黄島から約1キロの沖合で噴火が発生し、新たな島ができているのを、東京大地震研究所の前野深准教授(火山学)が7日までに確認した。
 前野さんによると、10月30日に航空機から観察した際、マグマが海水に触れて「マグマ水蒸気爆発」が起きているのを確認。数分おきに噴煙が上がり、高さは最高で50メートル以上に達していたとみられる。時折、大きさ数メートルの岩塊も飛ばされていた。その北側には岩塊からなる直径約100メートルの島ができており周辺で漂流する軽石や海水の変色も確認された。
硫黄島の沖合で確認された噴煙。噴出した岩塊によって近くに島ができている=10月30日午前11時21分、東京都小笠原村(共同通信社機から)