【東京】新進気鋭の若手書道家の作品17点を集めた表装展(東洋額装主催)が7~12日まで中央区の鳩居堂画廊で開かれている。全国からえりすぐりの作品の中に県内からは読売書法会理事などを務める書道講師の金城翔山さんが出展し、書と表装の美を披露した。
表装とは額や掛け軸、屏風(びょうぶ)など独自の書画芸術の形式を指す。書作品と相まって美を作品に凝縮させる。金城さんの書作品は「和気藹々」。言葉を10個挙げ「先生とともに選んだ言葉。人から知恵を授かる意味を込めた」と言う。墨や紙にもこだわり約300枚書いて、その中から選んだ。
表装は純和風形式の三段大和表装で仕立てた。書のダイナミックな雰囲気に合わせて荒波柄を用いるなど、表具師の思いがこもっている。
いずれの作品も50歳以下の若手の実力書家が創作したのが特徴。主催者の東洋額装社長の小林英樹さんは「将来を期待できる書道家の作品を選んだ」と話す。金城さんは「活躍している書道家の後を追うように習練を重ねていきたい」と抱負を語った。 (斎藤学)
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金城翔山さん 表装展に出展 東京、若手書家作品集う
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琉球新報朝刊
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