【神奈川】神奈川県の海老名沖縄県人会(小泉ケイ子会長)は12日、海老名市立総合福祉会館で講演会を開催した。沖縄研究を続ける神奈川大学長の小熊誠さんが「鶴見の沖縄角力」を演題に講演した=写真。
小熊さんは1899年以来、沖縄から鶴見へ出稼ぎに出て定住し同志会結成に始まる、今の鶴見県人会の成り立ちを説明した。沖縄角力は相互扶助など同志会活動の一環で始まった経緯などを紹介した。小熊さんは、立ち合い相撲と違って組み相撲である沖縄角力は「韓国やモンゴルなど大陸につながる文化。世界のほとんどが組み相撲で、沖縄角力はまさに世界に通じる」と解説した。
(斎藤学)
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海老名沖縄県人会で講演会 沖縄角力、魅力を解説
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琉球新報朝刊