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受け入れ拠点 浜松にも開設 北海道「赤ちゃんポスト」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 北海道当別町で自称「赤ちゃんポスト」を運営する施設が、札幌市南区と浜松市北区にも同様の拠点を11月に開設していたことが16日、運営者の女性への取材で分かった。事前予約制で、既に札幌の施設では受け入れ実績があるという。
 施設は「こどもSOSさっぽろ」と「こどもSOSしずおか」。住人がいる一般住宅の一部を活用し、原則、身元確認をした上で受け入れる。日帰りや数日間の短期滞在のほか、里親や養子縁組の仕組みを使って長期間育てることも想定する。
 当別町の施設は、道庁が「医療機関と連携しておらず、24時間無施錠での受け入れは安全面に問題がある」として、繰り返し受け入れの自粛を要請していた。
 新施設は近隣の医療機関との協力体制はないが、浜松には看護師資格を持つ女性が常駐している。運営者の坂本志麻さん(48)は「関西にも拠点を設ける計画を進めている」と話した。