海外事業者が運営するオンラインカジノの決済代行業者らが常習賭博罪で起訴された事件で、警視庁と愛知、福岡両県警は16日までに、利用客から違法な賭け金を受け取ったとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益仮装)の疑いで、宮古島市の会社役員の男(42)を再逮捕した。業者らは、少なくとも客約4万2千人の賭け金計約200億円の入金を代行したとみられる。
警視庁によると、前田容疑者は海外事業者と利用者の間で賭け金などの入出金を代行する「スモウペイ」と呼ばれるサービスを開発し、運営。警視庁は9月に同容疑者ら2人を決済代行で客が賭博をできるようにしたとする常習賭博ほう助容疑で逮捕し、東京地検は10月、常習賭博罪に切り替えて2人を起訴していた。