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ブラック・ジャック AI共同制作の新作


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 手塚治虫の代表作で、無免許の天才外科医が活躍する漫画「ブラック・ジャック」の新作を、手塚の作品を学習した人工知能(AI)と共同制作していた「TEZUKA2023」プロジェクトが20日、完成披露記者会見を開いた。22日発売の漫画誌「週刊少年チャンピオン」に掲載される。
 ブラック・ジャックは今年誕生50周年。新作のタイトルは「機械の心臓―Heartbeat MarkⅡ」。「AIを活用した機械の心臓」を移植された女性患者を巡り、「どこまでが人間なのか」との問いに立ち向かう物語。
 プロジェクトの総合ディレクターを務めた手塚の長男の真さんは「命の尊厳という手塚作品の核となるテーマが、AIが作り出したストーリーの時点で入っていた。まさに手塚治虫らしい漫画が生み出されてうれしい」と話した。