高知県幡多(はた)地域にゆかりのある人々を中心に結成する、「土佐幡多の会」の中野正三会長と沖縄での拠点となる「沖縄ジョン万支部」の和田達雄支部長ら関係者が20日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪ね、同支部の設立を報告した。
土佐幡多の会は会員らによる交流に加え地域の経済振興などにも取り組んでいて、沖縄ジョン万支部は支部として6番目の設立となる。高知県出身で幕末から明治にかけて活躍したジョン万次郎が帰国の際に琉球を訪れており、そうした経緯も名前の由来になっている。
中野会長は「高知県は人口減少が著しく、会の活動を通して活気を与えられるようにしたい」と抱負を話した。和田支部長は「県内には100人は高知出身者がいると聞く。多くの人に加入していただき、会を盛り上げたい」と意気込んだ。
(小波津智也)
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土佐幡多の会、県支部設立 交流や経済振興推進へ
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琉球新報朝刊