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杉田氏また差別投稿 人権侵犯 相手は「左派活動家」


杉田氏また差別投稿 人権侵犯 相手は「左派活動家」 杉田水脈氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党の杉田水脈衆院議員は23日、X(旧ツイッター)に、アイヌ民族と在日コリアンに関する自身の差別的言動を正当化する趣旨の短文を投稿した。札幌と大阪の両法務局から人権侵犯だと認定された過去のブログ記事に関し、記事中で取り上げた相手は「左派の活動家」であり、非難を浴びる筋合いはないとの認識を示した。さらなるレイシズム(人種差別主義)の拡散を招く恐れがある。
 人権侵犯を認定されたブログ記事は、2016年にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会の一部参加者に言及した内容。「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などの表現に関し、杉田氏は23日付のX投稿に「対日審査の傍聴に来ていた左派の活動家の様子を書いたものです。それが『人権侵犯』とされ、なぜか『アイヌ民族』や『在日』を差別したと報道されています」と書き込み、批判に反論した。
 杉田氏には、特定民族や性的少数者、米軍基地を抱える沖縄への人権侵害に抗議する声を「左翼」「反日」と呼んで敵視してきた経緯がある。