有料

韓国学生ら平和学習 照屋副知事を表敬


韓国学生ら平和学習 照屋副知事を表敬 照屋義実副知事(右から4人目)を表敬する韓国・済州大学の学生ら=24日、那覇市泉崎の県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県が主催する「平和への思(うむ)い発信・交流・継承事業」で沖縄を訪れている韓国・済州大学の学生5人が24日、那覇市の県庁に照屋義実副知事を表敬した=写真。
 同事業はアジア各地域の学生が戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶことを目的に2019年から実施している。学生は19~26日、首里城や嘉数高台、チビチリガマを訪れ沖縄の文化や歴史に触れる。
 照屋副知事は「沖縄にはイチャリバチョーデー(一度会えば皆兄弟)といういい言葉がある。これからも相互交流できれば」と語った。
 大学院で現代小説と済州島4・3事件について研究している修士課程の李奎弘(イギュホン)さん(33)は23日に県民大集会があったことに触れ「日常に戦争が位置付けられていることを感じた。済州島でも基地問題があり、共通している」と話した。
 25日午後2時から那覇市の県市町村自治会館で、日本や台湾、カンボジアなどの学生が一堂に集い、シンポジウムが開催される。 (渡真利優人)