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平和願う歌声響く 県内音楽家らコンサート


平和願う歌声響く 県内音楽家らコンサート 県民大集会での音楽コンサート=23日、那覇市の奥武山公園陸上競技場(大城直也撮影)
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 23日に那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれた「11・23県民平和大集会」では、メイン集会の前に、県内のミュージシャンによる音楽コンサートも開かれた。ジャズシンガーの儀保貴子さんやブルースシンガー知念良吉さん、島唄ポップスのYUIKAさんや歌三線の桑江優稀乃さんらがステージに登場。思い思いの選曲で、平和を願う歌声が会場に響いた。
 「島人ぬ宝」などを歌ったYUIKAさんは、曲の合間にスピーチし、これまで沖縄の平和運動を担ってきた先輩たちに向けて「若者と先輩が力を合わせて大きな平和の渦をつくっていきたい」と語った。
 知念さんは「どこへ行くオキナワンボーイ」や「夜更けの国道1号線」など代表曲を披露。「ノーノーベース(基地はいらない)」や、辺野古新基地建設反対を訴えた故翁長雄志前知事がよく使っていた「まきてぃないびらんどー(負けてられないぞ)」とシャウトした。
 環境問題に関心があるという儀保さんは、オリジナル曲「Corals」で沖縄のサンゴ礁が破壊されていくことへの危機感を英語の歌詞に乗せた。
 コンサートは、北谷町栄口青年会のエイサーで締めくくり、機運を高めた。 (慶田城七瀬)