有料

首里織の魅力、多彩に 伝統織物組合が展示会


首里織の魅力、多彩に 伝統織物組合が展示会 多くの来場者でにぎわう第47回首里織展=26日、那覇市首里当蔵町の首里染織館suikara
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 那覇伝統織物事業協同組合(吉浜博子理事長)は23日から26日まで、那覇市首里の首里染織館suikaraで「第47回首里織展」を開いた。年に1度開かれる首里織の着物や帯、小物などの展示販売会。「はつごころ~瀬をはやみ いま織り繋ぐ 初心」をテーマに、着物5点、帯44点のほか、かりゆしウエアや小物入れや手帳カバーなどが展示販売された。
 首里織は、琉球王府の貴族や士族用に首里で織り継がれ、紋織から絣まで多彩に織られるのが特徴。会場には赤や紺、黄色などの糸で織られた鮮やかな「多色花織」などが出展され、愛好者ら多くの来場らを魅了した。
 出品作品の一部はsuikaraや那覇市牧志の那覇市伝統工芸館(てんぶす那覇2階)でも展示販売される。12月1~3日に豊見城市のおきなわ工芸の杜で開かれる「第30回沖縄工芸ふれあい広場」にも出品予定。詳しくは098(887)2746、同組合まで。 (慶田城七瀬)