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ETC不正で収益/カード貸与業者/1.1億円相当


ETC不正で収益/カード貸与業者/1.1億円相当 法人向けETC不正利用のイメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 東日本高速道路など高速道路4社は29日、自動料金収受システム(ETC)のマイレージサービスで不正利用があったと発表した。ETC法人カードの貸与業者がポイントや料金割引を顧客に還元せず、収益化していた。利用規約に反しており、約3万9千件のマイレージ登録と、約1億1千万円相当のポイントを抹消した。
 4社は社名を公表していない。関係者によると業者は北九州市の「未来」で、運営する協同組合の加入者に法人カードを貸与している。同社担当者は取材に「収益化との認識は異なる。貸し倒れなどに備えるための費用に回していた」と説明した。