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地域と共に 個性キラリ 大平特支の児童ら作品展


地域と共に 個性キラリ 大平特支の児童ら作品展 大平特別支援学校の生徒が手掛けたアートを光と音で楽しむ展示会場=1日、浦添市の浦添市美術館
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 県立大平特別支援学校(浦添市)の児童・生徒の作品展「てぃーだのひかり」が1日、浦添市美術館で始まった。絵画や創作作品など約300点の個性光る作品に加え、今年はデザイナーらと制作した地域社会とのつながりのある作品が並ぶ=写真。6日まで。
 今年で7回目。小学部から高等部の計272人が出品した。共同作品は生徒が作った白いオブジェが真っ白な展示室につるされ、壁面にアーティストの松丸三枝子さん、村尾春樹さんが手掛けた光のチョウの投影と音楽が流され幻想的な空間になっている。
 中学部1年の金丸正韻(しょうえん)さん(13)の作品は、自身が描いたカラフルな魚の絵を浦添工業高生が動画編集し、昭和薬科大学付属中生がアフレコしたアニメーション。「まさか自分の絵が動くなんてびっくり」と話した。牛乳パックなどでゆいレールや駅舎を作った小学部4年の久貝琉空(りく)さん(10)は「レールを作るのを頑張った」と笑顔だった。
 入場無料。午前9時半~午後5時(最終日は午後2時)で4日は休館。2日午前10時にはオオゴマダラを放蝶する。 (高橋夏帆)