県内で基地問題を取材するフリージャーナリストの山本眞直さん(76)が11月、名護市辺野古にある米軍弾薬庫に焦点を当てた「緊急検証 同時進行ドキュメント 辺野古弾薬庫『再編』の狙い今、明らかに 大浦湾埋め立ての隣で何が―」を自費出版した。
辺野古弾薬庫は、米軍普天間飛行場移設に伴い建設が進む辺野古の新基地に隣接する。米軍が開示した資料や空撮写真などを基に、建て替えられた弾薬庫の一部が核シェルターなどに用いられる遮蔽(しゃへい)壁となっており、武器の「組み立てエリア」があるとして、辺野古弾薬庫が「核兵器の貯蔵庫」との仮説を立てて検証した。
山本さんは弾薬庫建て替えが「核密約のひそかな執行ではないか」と指摘した。
冊子はあけぼの出版からA5判44ページ、税別500円で出版されている。
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基地問題を取材 山本さんが出版/辺野古弾薬庫に焦点
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琉球新報朝刊