【那覇】沖縄地区税関は11月30日、税関記念日(11月28日)に合わせ、那覇空港ターミナルビル立体駐車場間連絡通路で税関業務の広報活動を行った=写真。税関職員が密輸の情報提供などを呼びかけ、チラシとファイル約200部などを空港利用客に配布した。
税関によると、国内で摘発された不正薬物の約9割が空港などの水際で発見されている。配布された密輸防止を働きかけるチラシでは、海外旅行の渡航先で知り合った人から「荷物を日本まで運んでほしい」「名前と住所を貸してほしい」などと頼まれ、不正薬物の密輸に巻き込まれるケースを例に注意喚起している。
ほかにも、国内への持ち込みが禁止されている偽ブランド品に警戒を促すパンフレットや、外国人向けに英語で違法薬物などの密輸に関する情報提供を求めるチラシも配られた。
沖縄地区税関那覇空港税関支署の新垣修支署長は「空港利用客に密輸の情報を提供してもらえれば、煩わしく思える手荷物検査などがよりスムーズになる。税関について多くの方に知っていただき、協力願いたい」と呼びかけた。
(西田悠)
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密輸防止協力呼び掛け/沖縄税関、那覇空港で
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琉球新報朝刊
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